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私は福祉業界20年、地方でケアマネジャーとして12年働いてきた主任ケアマネです。
地元の地域に根ざした支援を長年続け、地域の社会資源にも精通し、ケアマネの仕事は楽しく、ストレスなく働く毎日でした。
しかしやりがいを感じていた一方で、「このままでいいのだろうか」というモヤモヤも心の片隅にありました。
そんな生活の中、私の息子が上京することになり、それを機会に首都圏への移住という選択肢が生まれました。
私は地元にいながら1年かけて移住を計画し、現在上京1年の都民になりました。
この記事では地方から上京での【仕事】【収入】【生活】の3つの観点から、包み隠さずお話ししたいと思います。
こんな人に読んでほしい
・長年住んだ土地を離れて首都圏で働くきっかけがほしい
・地方での暮らしと仕事がマンネリ化。ほんとにこのままの暮らしで幸せ?
・全国で通用するケアマネ資格を持って、首都圏へ移住できる?
・地域の事情がわからない人が、ケアマネで本当に働けるか不安・・・
この記事を読むとケアマネ資格を使って移住したリアルな体験がわかります。
ケアマネの資格を持って移住を考えている人は必ず最後まで読んでください。
職場面:ケアマネの選択肢が圧倒的に多い!
地方では限られた事業所でしか働けず、「今の環境でずっと働き続けるのかな…」という不安もありました。
しかし、首都圏に来て驚いたのがケアマネの働き方の多様さです。
首都圏のケアマネ働きやすさ
・居宅支援・施設・地域包括支援センターなど、選べる職場が豊富
・医療と連携する場面が多く、専門性が高まる
・ICT化が進み、効率的に業務をこなせる事業所が増えている
・ケアマネの在宅ワークを推奨している事業所も増えている
スキルアップの機会や、研修、横のつながりも増え、刺激的な毎日を過ごせています。
仕事上の交流が広がるため、移住での寂しさはありません。
首都圏に来て感じたケアマネの“選択肢の広さ”
首都圏に移住してまず驚いたのは、ケアマネの働き方・職場の選択肢が豊富ということ。
地方で働いていた時は、それぞれの会社に大きな差はなく、はっきり言ってどこで働いても同じ。
それが普通だと思っていたから、特に期待することもなく過ごしていました。

しかし上京するにあたって首都圏での求人を調べるうちに、地方と都心での働き方が大きく違うことがわかりました。
✔ 具体的な選択肢の広さ
- 居宅介護支援事業所(居宅ケアマネ) → 主流の働き方。中小から大手まで多種多様な事業所あり。
- 施設ケアマネ(特養・老健・グループホーム等) → 夜勤なし、安定勤務の職場も。
- 地域包括支援センター → 行政に近い立場で地域全体を支える仕事。医療連携が多く、学びも深い。
- 病院内ケアマネ(急性期・回復期) → 医療・退院支援の視点からケアマネ業務に携われる。
- 訪問看護ステーション・訪問リハビリとの連携が進んでいる事業所 → チームで支援する体制が整っている。
地方にも同じ選択肢はありますが、圧倒的に事業所の数が違います。

地方では同法人が何件もの事業所を経営していますが、首都圏では法人数が圧倒的に多い事で、その働き方はさまざまです。
✔ 職場の雰囲気や方針も選べる
例えば、「利用者第一で丁寧にやりたい」か「効率を重視してサクサク進めたい」か、あなたの価値観に合った職場がちゃんと見つかるのが首都圏の強みです。
やはり働き方が柔軟なのも首都圏です。
求人数の多さ=“職場を選べる余裕”がある
地方では「ここしか求人がないから仕方ない…」「ほかに行きたい職場も見つからない」と、狭い選択肢から職場を選ぶしかありませんでした。
しかし首都圏では複数の事業所を比較・見学して、自分に合った職場を選ぶことが可能でした。
首都圏でのケアマネが働きやすい理由
・未経験OKの求人も多い(施設→居宅など、キャリアチェンジしやすい)
・研修制度が整っている事業所も多く、成長しやすい
・「ICT導入済み」「スマホで記録OK」「オンラインの内部会議」など、業務効率化

ケアマネのデスクワークが単なる事務仕事ではなく、本来の支援に集中できる職場も多く存在しているのが印象的です。
情報量と刺激が、成長を後押ししてくれる
ケアマネとして成長したいなら、「誰と働くか」「どんな現場で支援するか」は非常に重要です。
さまざまな介護サービス事業所や地域包括と関係性を高めるられるか否かが、ケアマネとしての情報量を左右します。
首都圏では…
- 他職種との関わり(医師・看護師・ソーシャルワーカーなど)が日常的
- 同業者との交流会や研修、セミナーが頻繁に開催されている
- 最新の制度改正や地域の動きに触れる機会が豊富で、資料も本格的に改正し配布されます。
つまり、自分が成長を望むなら、自然と成長できる環境が整っています。
収入面:首都圏ではキャリアが“ちゃんと”評価される
地方では、ケアマネとして経験を積んでも給与が大きく上がることは稀でした。
確かに居宅ケアマネの介護報酬は決まっているので、居宅料のみで給料を計算すると上がるはずはありません。
しかし首都圏では求人に「経験〇年以上で月給〇万円〜」や「担当ケース〇件以上はインセンティブ制」などの明確な条件があることも多く、努力が報われる実感があります。
また、非常勤やフリーランス的な働き方も可能で、副業や掛け持ちで収入を伸ばすチャンスもあります。

将来的に「訪問型ケアマネ」「業務委託」など、自立した働き方を目指したい方には、情報も人脈も集まりやすい首都圏がおすすめです。
首都圏では地方よりも副業に柔軟な理解があり、本業以上の収入を稼ぐ人も少なくありません。
生活面:家賃は高いが“暮らしの自由度”は段違い
「都会は物価も家賃も高そう…」と心配していましたが、それ以上に得られる利便性が大きな魅力でした。
- 電車・バスが充実しており、通勤・移動が快適
- 趣味・学び・人との出会いの幅が広がる
- コンビニやスーパーが近く、時短で生活できる
もちろん家賃は地方より高いですが、住むエリアを工夫すれば負担を抑えることも可能です。

東京23区外や、神奈川・千葉・埼玉の都市部近くなどでも、都心部へのアクセスが良い地域に住めば、休日には気軽にいろんな経験ができます。
地方ケアマネこそ、一歩踏み出す価値がある!
ケアマネとして長年地元で活動してきた私にとって、仕事へのストレスは全くありませんでした。
職場環境も最高とは言えませんが、待遇面でも不満はありませんでした。

私の地方から上京するきっかけは、息子の上京でしたが、あのときの決断が正しかったと実感しています。
首都圏での生活は、最初は不安もありましたが、新しい自分に出会えるきっかけになりました。
移住が成功だと感じる理由
・仕事内容はもともとわかっているので、地域に慣れることを工夫するだけだった
・ケアマネであったことで、仕事をしながら自然と地域情報に強くなる
・居宅ケアマネなので、移住地域の地理に早く慣れる
・法人内はもちろん、他事業所の人との交流も広くできる
・家賃はかかるが、収入が地元よりかなり良くなった
・都心まで気軽に遊びに行けて、活動範囲が広がる楽しさが大きい
首都圏に住めば、仕事以外で経験できることも多く、友人がいなくても退屈や寂しさは感じません。
ケアマネとしてのスキルアップ、収入の可能性、そして何より「もう一度、仕事を面白いと思える環境」に出会えたことは、何にも代えがたい経験です
この記事のまとめ
選択肢があるということは、働き方に余裕が持てるということです。
ケアマネとして働く環境で一番大事なのは、「数」ではなく「質」です。
その前提として、“選択肢の多さ”は大きな強みになります。
✔ あなたが目指すケアマネ像に合った職場
✔ あなたのライフスタイルに合った働き方
✔ あなたの価値観に合った人間関係
今の生活、職場に疑問を感じながら働いている人は、選択肢が少ないからではないでしょうか?
それがきっと、首都圏なら見つかります。
この記事は私の実体験をもとに書いています。ケアマネ資格での移住を考えている人の参考になれば嬉しいです。